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コリン・モリカワとビクトル・ホブラン 若手スターのこだわりギア調整

コリン・モリカワビクトル・ホブランは、今週ニューオリンズで開催される2022年「チューリッヒクラシック」でタッグを組んだ。この若手スーパースターたちは、2人合わせてわずか49歳ながら(モリカワは25歳でホブランは24歳)、すでにPGAツアーで合計8勝を挙げている(モリカワ5勝、ホブラン3勝)。

現在、モリカワは公式世界ゴルフランキングで2位、ホブランは同5位につけているだけに、モリカワ・ホブラン組は今週、ファンの一番人気であると共に、賭けでも一番人気となっている。

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両者とも、ここ数ヶ月は使用するギアのセットアップに大きな変更を加えていないが、それぞれ、最近になって細やかな調整を施している。ホブランは改良版のピン G425 LSTドライバーに変更し、モリカワは使用するテーラーメイド TPコレクション ジュノパターのウェートを変更したのである。

2022年「チューリッヒクラシック」を前に、GolfWRX.comは両選手と膝を突き合わせ、各々のギア変更に関する詳細を聞き出した。

◆ビクトル・ホブラン

「マスターズ」に至るまで、ホブランはピン G425 LST 9度のドライバーを使用していた。これは比較的フラットなライ角のドライバーで、フェードを打ちやすい設定になっていた。しかしながら、ナチュラルにカットショットを打つホブランは、これではドローボールが打ちにくいことに気付いた。

この問題をやっつけるため、ホブランとピンのツアーレップ、ケントン・オーテスは、様々なロフトとライ角を試してみた。最終的に2人は、ピン G425 LST 9度でライ角を2度アップライトにしたドライバーに落ち着いた。他の条件が同じであれば、ライ角がよりアップライトになれば、ドローボールが打ちやすくなり、よりフラットなライ角はフェードを助長するようになる。

ホブランによると、アップライトになったドライバーのセッティングは、使用するピン i210 アイアンのライ角にもよりマッチするようになり、セットを通じた一貫性がより向上したとのこと。

「フラット過ぎたので、ドライバーでドローを打つのに苦労していたんだ」と、ホブランは2022年「チューリッヒクラシック」開幕前の火曜日にGolfWRX.comに述べた。「僕の手の位置は、インパクトでかなり低くなるので、僕らはもっとアップライトにすれば簡単になり、ドローを打つのに苦労しなくなるのではないかと考えたんだ。そのセッティングでドロー打とうすると、アイアンでドローがかかり過ぎる傾向にある。僕らは、セット他の全てのクラブもマッチさせるようにしたんだ」

多くのPGAツアープレーヤーは、左へのミスを嫌うことから、アップライトのドライバーを使うことに懸念を示すが、ホブランはそこまで左へのミスを気にしていない。

「良いプレーができているときは、そこまで左へ行くことはないから」とホブランは言った。

◆コリン・モリカワ

人は5グラムなど大した重みではないと思うかもしれないが、モリカワにとってこれはグリーン上でのフィーリングに大きな違いをもたらし得る重量なのである。

通常、モリカワはトウとヒールにそれぞれ2.5グラムのウェートが装着されたテーラーメイド TPコレクション ジュノパターを使用している。しかしながら、グリーンが比較的遅いコースでプレーする際は少しばかり重いパターの方が良い、と言った。

モリカワは優勝した2021年「全英オープン」を前に、パターのウェートを2.5グラムから7.5グラムに変えた。今回の「チューリッヒクラシック」でも同じように、モリカワは大会前にウェートを2.5グラムから5グラムに変更する調整をパターに施した。

全体的な重量は5グラム増えただけに過ぎないが、これはオーガスタナショナルの超高速グリーンから、比較的グリーンの遅いTPCルイジアナへ戦いの舞台を移すモリカワにとっては、かなり大きな違いとなった。

「パターに少しばかり重みを加えただけだよ」と、モリカワは2022年「チューリッヒクラシック」週の月曜に述べた。「これは僕にとっては、全英の時もそうだったけれど、より遅いグリーンに対してすることなんだ。より強く打ったり、何か違ったことをしたりするよりも、こうする方が自分の感触にマッチしやすいし、速いグリーンから遅いグリーンに対応しやすいんだ」

アマチュアにとってこれは、数グラムの違いが産む力を過小評価すべきではない、という教訓とすべきだろう。ウェートを加えたり減らしたりすると、とりわけ特定のエリアにおいてパフォーマンスとフィーリングの両方にドラスティックな変化をもたらすことがある。もし、ウェートの付け替えが可能なパターを使っているようであれば、色々な構成を試してみて、どれが自分の感触に一番合うか確かめてみることをお勧めする。もちろん、プロのフィッターに相談し、きっちり調整するのも良いだろう。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

情報提供:PGA TOUR
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2022年 チューリッヒクラシックofニューオーリンズ



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