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2023年 フォーティネット選手権
期間:09/14〜09/17 場所:シルバラードリゾート・ノースコース(カリフォルニア州)

投入初戦でツアー初優勝 サヒス・ティーガラのピンの新アイアン

「フォーティネット選手権」はサヒス・ティーガラにとって、単にPGAツアーで初めて優勝したというだけの大会ではなかった。この4日間は彼が新しいアイアンセットで臨んだ初戦でもあったのである。このクラブ、徐々にツアープロのバッグの中で見られるようになってきたが、米国で一般ゴルファーが入手できるのは、来年初頭以降の予定だ。

ティーガラはカリフォルニア州ナパのシルバラードリゾートで、初めてバッグにピン ブループリントSアイアンを入れた。彼は8月の「BMW選手権」と「フォーティネット選手権」の合間のオフに、ヒューストンの自宅でこのアイアンをテストし実戦投入した。

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この新しいアイアンは、今夏のPGAツアーで何人かのピン契約選手のバッグに収まっているところを目撃されてきた。ブループリントSアイアンは、キャビティバック構造を持った鍛造アイアンである。

ツアープレーヤーのオースティン・エクロートはブループリントSについて、キャビティバックのピンS55アイアンと、2019年にリリースされた鍛造ブレードタイプの前作ブループリントの“いいとこ取り”だと言う。

エクロートは「ウィンダム選手権」でGolfWRX.comに対し、「見た目はブループリントでありながら、打感や弾道、スピン量といった数字は完全に以前使っていたS55と同じ。少なくとも、かなり近い。少し飛距離は出るかもしれないけれど、バラつきがない。かなり安定感がある」と述べている。

「S55は鋳造だったけれど、こっちは鍛造ヘッドなので、S55よりフェースの弾きは少しやわらか目。僕はそっちの方が好みで、今まで見てきた中で最も見た目の良いアイアンだ」

ティーガラはこれまでアイアンは複合セットを使用してきた。ピンiブレードアイアンの4番~7番に加え、8番からPWは前作ブループリントをバッグに入れていた。「フォーティネット」では、4番からPWをブループリントSに一新。3Iは信頼するピンi210を引き続き選んでいる。

ピンのツアーレップは、ブループリントSアイアンは彼にこれまで使用してきたアイアンとほとんど同じ打ち出し角やスピン特性をもたらしながら、さらに真っ直ぐ飛び、ミスヒットでの飛距離のロスが少なくなっていると言う。

ティーガラは「フォーティネット」で72ホール中53ホールでパーオンに成功し、ストロークゲインド・アプローチ・ザ・グリーンで18位にランクインした。また彼の勝利により、ビクトル・ホブランが8月にプレーオフシリーズ第2戦「BMW選手権」と最終戦「ツアー選手権」を制覇したことから、ピン契約選手のツアー3連勝となった。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

情報提供:PGA TOUR

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