「ZOZOチャンピオンシップ」が今季で終了 PGAツアーは日本開催継続を目指す
2024年 シュライナーズチルドレンズオープン
期間:10/17〜10/20 場所:TPCサマリン(ネバダ州)
新タイトリストが公式ローンチ プロV1、V1xボール2025年モデルへの選手たちの反応は
タイトリストは2000年10月「シュライナーズチルドレンズオープン(当時の大会名はインベンシスクラシックatラスベガス)」で、初めてまったく新しい「プロV1」ボールをリリースした。同週47人の選手がこのボールに移行。同大会を制したビリー・アンドレードもその一人で、プロV1を使った初めてのPGAツアーチャンピオンになった。
25年後の今年、今週の「シュライナーズチルドレンズオープン」でタイトリストは2025年モデルのプロV1、プロV1xボールをお披露目した。同社は大会を前にすでに数名の選手に新ボールを渡しており、さっそく実践投入した選手もいる。
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たとえばヘイデン・スプリンガーは、フェデックスカップ秋季大会の開幕戦、9月「プロコア選手権」にて、2025年モデルのプロV1ボールを使用。投入後3戦目の10月「サンダーソンファームズ選手権」では8位に入った。米ツアー1勝のリー・ホッジスも「サンダーソンファームズ選手権」で新プロV1ボールを実戦投入しており、前週「ブラックデザート選手権」は今季自己ベストの8位で終えた。
ホッジスによると、新ボールでは全番手でボール初速が劇的に上がり、より真っ直ぐに打てていると言う。ホッジスは今週火曜にGolfWRX.comの取材に対し、「これは信じられないほど素晴らしいボール。プロV1に求める打感はそのままに、ボール初速は全番手で時速1.5マイルほど上がっている。最も気に入っている点は芯を外した時の弾道で、少し長めに狙ったラインに留まっているんだ。このボールを初めて実戦で使ったジャクソン(サンダーソンファームズ)では、ドライバーでトゥ寄りに当てた際、左へ外れずにフェアウェイ左サイドをキープしたことがあった。前のモデルと同じ部分は多いが、ボール初速に加え、ミスヒットでも少し長めにラインに残る」と絶賛した。
全ショットで時速1.5マイルのボール初速アップ重要。1インチが大きな違いをもたらすPGAツアーでは大きな違いを生む。
ゴルフボールの専門家で、タイトリストでツアーにおける検証とリサーチを統括するフォーディ・ピッツ氏は、「シュライナーズチルドレンズオープン」の開幕前に希望する選手に新しいプロV1、プロV1xボールを渡し、これからフィードバックを得る予定。火曜の時点でビッツ氏は、ボールテストについて以下のように話した。
「今週が我々にとって、2025年プロV1およびプロV1xの公式ローンチになるので楽しみだ。選手たちとは数カ月にわたってやりとりしてきたが、実際にテストして新ボールがどうかを確認するのはこの数日になる。我々のゴールは、、すべての選手のニーズに応え、一貫性があり良いパフォーマンスのボールを作ること。より良いボールを仕上げるため、初速、スピン、弾道を注視している。選手のデータを見たうえで、新製品がどう影響を与えているかを確認している」
「正確な数字は分からないが、今週は100人近くのボール契約選手に新製品を提供し、全員に使ってもらうことが目標。既に多くの選手が(新ボールへ)乗り換えており、初速アップとスピンによる恩恵をj実感している。新製品の第1週としては、相当量の話が聞けるのではないかと期待している」。
今週のPGAツアーの選手たちは、TPCサマーリンでの大会に備えつつ、新しいタイトリスト プロV1、プロV1xボールを吟味する試合になる。新ボールの動向については、今後も注目だ。
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)