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タイトリストの新「プロV1」と「プロV1x」をZOZOで発見 どっちもスピン増?

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 事前(22日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)

タイトリストの新しいプロV1とプロV1x(2025年モデル)のツアーシーディング(選手によるテスト)が、先週のPGAツアー「シュライナーズチルドレンズオープン」(ラスベガス)で始まった。

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ラスベガスでのボール契約選手のスイッチ状況を調べてみると、実に23人が移行。23年モデルのシーディングが始まった2年前の同大会当時、移行したのは2人だけだったというから、今回の多さは異例といえるだろう。新ボールのパフォーマンスは、それほど良いのだろうか。ちなみに23人のモデルのうちわけは、V1が9人、V1xが14人だという。

いったい何が変わったのか。来日した新ボールユーザーに、直接話を聞いてみることにした。23年モデルV1xから新V1xに替えたばかりのチャーリー・ホフマンは「打感が少し柔らかくなった気がする。弾道の高さやスピン量は前のモデルと変わらないので簡単に替えられたよ」と絶賛した。新しいV1ユーザーのリー・ホッジズは、「ボクはもともとローボールヒッターなんだけど、新しいボールはウィンドウ(弾道)が半分ぐらい高くなったよね。ちょっとスピンも入るようになったし、いつもならグリーンからこぼれてしまうような球が止まってくれるからうれしい」と早くも武器になっているようだ。

日本人選手にも「今週使います」といきなり新ボール投入を明言した選手がいた。V1xユーザーだった岩田寛小平智杉浦悠太の3人は揃って、新しいV1xへ。「ボール初速が出ているんですかね。なんかちょっと前に行っている気がします」と、慎重派の岩田が即投入を決めたのには驚いた。

タイトリストのツアーレップからは詳しい商品説明がないが、選手の話を聞く限り、新しいV1もV1xもアイアンとショートゲームでスピンが入る傾向になった模様。見た目では、サイドスタンプ(PRO V1のロゴ部分)の矢印が若干変わり、23年モデルは白抜きだったのが、25年モデルは中も黒く塗られて鉛筆のような見た目になった。よりラインを意識できるのだろうか。ディンプルのパターンの変化は、23年モデルと見比べても正直よくわからない…。

ちなみに今週のZOZOでは、打撃練習場のレンジボールがすべて新しいV1とV1xに移行しているとのこと。現地に行かれる方は、練習場でPGAツアーの化け物たちが打つ新ボールの飛ぶ様をじっくり見るのもまた一興ではないか。(千葉県印西市/服部謙二郎)

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