これは生で見る価値あり! ミンウ・リーの地を這う「スティンガーショット」
2024年 ZOZOチャンピオンシップ
期間:10/24〜10/27 場所:アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)
クラブセッティング速報初速84m/sを叩き出す“トリプルダイヤS” ミンウ・リーの14本
◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)
ドライバーショットのボール初速は「190mph(≒84m/s)は出るよ」というミンウ・リー(オーストラリア)。300ydを優に超える飛距離を武器にツアーを戦う。
<< 下に続く >>
驚くべきスピードを叩き出すドライバーは、キャロウェイの2023年モデル「パラダイム トリプルダイヤモンドS」。ツアーバージョンの小ぶりなヘッドで、日本では数量限定で発売された。現代のドライバーとしては慣性モーメントが小さく、ヘッドを積極的に動かしていくリーのスイングにマッチしているようだ。
本人も「かなり気に入っているドライバーだから、(新しいモデルに)替えられないっていうのはあるよ。自分のポテンシャルを最大限に生かしてくれるヘッド。今のところけっこう上手くいっている」と絶賛中。まだしばらく使い続けそうな雰囲気だ。組み合わされるシャフトは藤倉コンポジット「ベンタス ブルー」の6X。55m/sを超えるヘッドスピードの持ち主にしては軽いのかもしれないが、振りやすく結果も出ているスペックだ。
3番ウッドはキャロウェイの2024年モデル「パラダイム Aiスモーク トリプルダイヤモンド HL」。16.5度のロフトを持つ“ハイローンチ”モデルだ。ヘッドの入射角や弾道を考慮して、リーはこれを1度立てるポジションにセットしている。シャフトはドライバーと同銘柄だが、こちらは90X。ドライバーと3番ウッドのシャフト、重さは同じか後者を10gほど重くするケースが多いが、リーはその差30g。ドライバーだけを“異質”なクラブに仕上げている可能性もあるだろう。
アイアンは一貫してフラットバックモデル。この日は「APEX MB」2018年モデルを使用していた。ドライバー同様、操作性の高いモデルを好む。シャフトは以前まで「ダイナミックゴールド ツアーイシュー」のX100を挿していたが、「もう少し球を上げたい」というリーのリクエストにより、2024年5月の「チャールズ・シュワブチャレンジ」から前シャフトと振り心地の近い「NSプロ モーダス3 ツアー125」のXに変更した。
ウェッジは新モデル「オーパス」で、50度と56度を投入した。キャロウェイのツアーレップの責任者ジェイコブス氏によれば「彼はオーパスの丸いシェイプが気に入ったようだ。前に使っていた『ジョーズ RAW』よりもリーディングエッジのストレート感が減ったんだ」。リー本人も絶賛する。「すごくいいよ。顔も打感もいいし、何よりバウンスの当たり方がいいから替えたっていうのが一番の理由だね。プレジデンツカップの前に替えて、それで戦った」。
60度のロブウェッジはボーケイの「ウェッジワークス」だが、オーパスの60度もテスト中。オーパスのスピン量の多さに驚いていたそうで、数値とフィーリングの合致があれば実戦投入されるかもしれない。
パターはオデッセイの「Ai-ONE #7 CH」。本大会中に「色がいいね」(リー)という「ジラフ」シリーズもテストしていた。2種類のシャフトを試しており、打感と距離感のチェックを行っていたという。
<ミンウ・リーの14本>
ドライバー:キャロウェイ パラダイム トリプルダイヤモンドS(10.5度)
シャフト: 藤倉コンポジット ベンタス ブルー(重さ60g台、硬さX)
フェアウェイウッド:キャロウェイ パラダイム Aiスモーク トリプルダイヤモンド HL(16.5度)
シャフト:藤倉コンポジット ベンタス ブルー(重さ90g台、硬さX)
ユーティリティ:キャロウェイ X FORGED(19度)
シャフト:ダイナミックゴールド AMT ツアーホワイト(硬さX100)
アイアン:キャロウェイ APEX MB 2018年モデル(4番~PW)
シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー125(硬さX)
ウェッジ:キャロウェイ OPUS(オーパス)(50度、56度)、ボーケイ ウェッジワークス(60度)
シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー120(硬さS)
クラブセッティング速報 記事一覧
- 2024-10-28初速84m/sを叩き出す“トリプルダイヤS” ミンウ・リーの14本
- 2024-10-23ジャスティン・トーマスは新作「GT2」ドライバーを投入 なぜ“2”を選んだ?
- 2024-10-04笹生優花の14本 全米女子オープン2勝目は「オーパス」で獲った
- 2024-09-19クラブ契約フリー脇元華の14本 ルーキーイヤー以来のスコッティキャメロン投入
- 2024-08-11原英莉花はドライバーもアイアンもタイトリストへ 新しい「GT2」を投入
- 2024-06-06谷口徹もやさしい1Wで飛ばし重視に「稲森と時松に負けないように」
- 2024-05-17タイガー・ウッズの最新14本をバルハラで激写
- 2024-05-14全米オープン覇者の最新14本 AIフェースの「JAILBIRD」がどハマり
- 2024-04-27「ブルズアイの芯が未だに分からない」 川村昌弘“なんかいい感じ”のクラブ考
- 2024-04-24中島啓太の最新14本 ツアーで流行中のFW「Qi10」ハイロフトを投入
- 2024-04-08松山英樹 “1ミリ未満”の超微調整アイアンで13回目の「マスターズ」へ
- 2024-04-03桂川有人はスイングもクラブもリセット 絶好調だった大学2年時みたいに
- 2024-03-28岩崎亜久竜は新「TP5x」ボールに 松山英樹邸の合宿で「硬いのもアリ」
- 2024-03-27河本力のロッシーがAi-ONEに アレっ、でもなんか小さくない?
- 2024-03-26石川遼の開幕戦14本 「58度の転がし」原点回帰でウェッジ3本体制へ
- 2024-03-22プロテストトップ合格の18歳 清本美波を悩ませるウェッジ“ロフト戦略”
- 2024-03-21吉田優利はクラブそのままに渡米も…ボールだけ“替えていた”
- 2024-03-07驚異の平均260ydは「HS48m/s→BS72m/s」の最大効率で 森田理香子の最新14本
- 2024-03-06馬場咲希の最新14本 2モデルの1Wで米国連戦対応へ
- 2024-03-02契約フリー藤田さいきの14本 「Qi10」に「Xフォージド」“いいとこどり”セット
- 2024-02-29上田桃子の最新14本 ドライバーは「Aiスモーク◆◆◆×CQ」縞々シャフト回帰
- 2024-02-21何度も泣いた“あと5ヤード”がスッキリ 西村優菜は3Wを「Ai スモーク」に
- 2024-02-20原英莉花はキャロウェイ最新1Wで開幕へ「初めて45.5インチに」
- 2024-02-16ミケルソンの手にはピン!? 「G430 LST」に思わず二度見
- 2024-02-14ジェイソン・デイのNEWボールに入ったマークは何?
- 2024-02-11コリン・モリカワの10K事情 1Wを「Qi10 MAX」から「Qi10」へ
- 2024-02-10蝉川泰果 「もうちょっと簡単にゴルフを」やさしさ回帰の14本
- 2024-02-03ラームはウッド系「Aiスモーク」で統一 ボールは「クロムツアーX+」
- 2023-11-10比嘉一貴 スタメンをガラッと入れ替え 新ドライバー&未発表ボールにプロ初の“ピン型”も
- 2023-11-04畑岡奈紗「32.15→33インチ」へ パターの長さを変えていたこと知ってた?
- 2023-10-21久常涼 ウッド類を“ZOZO仕様”に 「1W」はロフトを寝かせ「4W」は立てる
- 2023-09-30吉田優利 クラブを替えるMyルールは? 「本気モードの1発目」
- 2023-09-29上田桃子が8年ぶりにクラブを替えた 新しくレギュラー入りした番手は?
- 2023-09-27西郷真央がパラダイムの“X”を使うのはなぜ? 「弾道×スイング×ギア」のマッチング
- 2023-09-26「ムチッとした打感が好き…」 原英莉花は手嶋多一と同じアイアンに
- 2023-09-25マキロイが好きすぎて…ちょうど1年前から使用する岩井明愛の「スパイダーX」
- 2023-09-22勝みなみマッスル回帰 「芝をとる感覚が気持ちいい」
- 2023-07-19ジェイソン・デイ の14本 “PGAイチのアプローチ上手”が選んだソールはナニ?
- 2023-07-18世界最速ゲット(?)のパターも 全英に挑む中島啓太の“14本+2本”
- 2023-06-28キャメロン・スミスの14本 新しい「T100」の黒 カッコよすぎじゃない?
- 2023-06-25リッキー・ファウラー撮れたて14本 44.5インチ「エアロジェットLS」がどハマり
- 2023-06-15ブルックス・ケプカの14本 一番のお気に入りは“ダイヤモンド”
- 2023-06-07渋野日向子 NEW!14本 たかが下巻き1枚 されどの大きな変化
- 2023-06-02比嘉一貴のウェッジは“松山英樹グラインド”
- 2023-06-01アダム・スコットが8年ぶりのボールチェンジ 「プロV1x」へ
- 2023-06-01平田憲聖が14本をセルフ解説 ミズノ「FLI-HI」は8000円で購入!?
- 2023-05-31ザンダー・シャウフェレ 悲願のメジャー制覇に向けたシャフトチェンジ
- 2023-05-30小平智がついに 17年モノの「クアトロテック」から卒業 替えたシャフトは?
- 2023-05-27藤田寛之が求める“マニュアル車”がついに 謎のプロトタイプの正体は?
- 2023-05-25深堀圭一郎も即決「△パター」 54歳のクラブセッティング
- 2023-05-25フリートウッドの14本スタメン発表 “ドライバー2本”継続
- 2023-05-20「P7CM」アイアン? 「P7MC」じゃなかったっけ? コリン・モリカワのクラブセッティング
- 2023-05-19ナイキのアイアンはもはや永久シード? トニー・フィナウ最新14本をCheck it out!
- 2023-05-18ジャスティン・トーマス最新14本! 慣れ親しんだマレットに戻し連覇に挑む
- 2023-05-09久常涼の14本 エースパターは「小学生の頃使っていた“遼くん”のL字」
- 2023-04-25令和の“アイアンマン” 蝉川泰果は3モデルのコンボセット
- 2023-04-01“変えない男”がついに! 今平周吾の14本 「116」を超えるモノがきた
- 2023-03-30中島啓太 久しぶりのスチールシャフト「プロジェクトX LS」に
- 2023-03-29金谷拓実の14本は「歴3年以上」のベテラン選手がズラリ
- 2023-03-28パターはカーボンシャフト 石川遼の国内開幕戦セッティング
- 2023-03-21“勝みなみ監督”は1軍15本からどれを抜く?
- 2023-03-16河本力は「パラダイム◇◇◇」の8.9度で賞金王を目指す
- 2023-03-09マスターズ優勝アイアンをスイッチ 松山英樹は自信作“2代目”を投入
- 2023-03-09西村優菜が2年ぶりにドライバー変更 「エピック→パラダイム」への理由を語る
- 2023-03-03吉田優利のクラブ選びは“男子プロばり”
- 2023-03-02パーオンクイーン山下美夢有 アイアンを「MKII」へ
- 2023-03-02今季から契約フリーの西郷真央 1Wは「パラダイム」を選択
- 2023-03-01石川遼はギアを大幅に変更 新セッティングの狙いと過程
- 2023-02-2814本中10本が最新モデル 永峰咲希は「ステルス」から「ステルス2」へ移行
- 2023-02-24ウッド系は2割 馬場咲希はアイアン優先の14本
- 2023-02-22「G430 MAX×青ベンTR」渋野日向子はガラッとスタメンチェンジ
- 2023-02-22古江彩佳はウェッジ3本を一新
- 2023-02-17岩崎亜久竜がテーラーメイドと契約「“ステ2+”はいろいろできそう」
- 2023-02-16畑岡奈紗は14本の“スタメン総とっかえ”