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今田竜二、フォーティーンの長尺ドライバーに挑戦中

3週間前、国内男子ツアーの「つるやオープン」で66歳の尾崎将司が「62」のエージシュートを達成したニュースは、皆さんの記憶にも新しいだろう。その時、尾崎が口にしたのは、近年の飛距離アップに対抗するために長尺ドライバーを武器としていたこと。その対策は、決してベテランだけのためでは無い。

2週間前のウェブドットコムツアー「スタジアムクラシック at UGA」で、今季初のトップ10入りとなる8位タイに入った今田竜二。その時に使用していたのは、通常の44.5インチから1.5インチ(約3.8センチ)長くした46インチの新ドライバーだった。

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ヘッドはフォーティーンが開発中のプロトタイプ。特に長尺シャフトに合わせて重心深度や重心距離を調整し、再現性の高いスイングが行えるようにチューニングされたものだという。

フォーティーンの鴨田氏は言う。「プレッシャーの中で、振り遅れたり、頼りなさがあったらしたらダメなので、ドライバーからウェッジまで一定の重心距離であることが理想。シャフトの長さとのバランスが重要で、プロのスイングに合わせたものを提案しています」。

先述のウェブドットコムツアーは最終日が悪天候でキャンセルとなった。今田は「練習場と試合では違う。少しでも緊張感のある中でゴルフをしたかった」と、貴重な機会を流した雨を恨んだが、今週の「バイロンネルソン選手権」は直前の日曜日に滑り込みで出場権を獲得するという幸運も巡ってきた。

「少し右に行くことがあった」という課題を修正するために、今大会の練習場では45.5インチと半インチ短くしたドライバーを試打するなど、精力的に突破口を探している。

「ウェブドットコムツアーは若い人が多くて飛ばし屋もいる。コースも長くなっているし、ここ10年でゴルフが変わってきている」と今田は言う。飛距離が絶対ではないが、2打目以降の番手が数番手違うだけで、ピンに絡む確率がまた違ってくるのも事実。選手とメーカーの協力で、層の厚い米ツアーで戦うための試行錯誤が続いている。(テキサス州ダラス/今岡涼太)

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