松山英樹は7位終戦 ダニー・ウィレットが逆転優勝、スピース2位
2016年 マスターズ
期間:04/07〜04/10 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
マスターズの1W使用率をチェック TOP10選手は何を使ったか?
前年覇者ジョーダン・スピースの連覇に注目が集まった「2016年マスターズ」は、伏兵ダニー・ウィレットの優勝で熱い戦いの幕を閉じた。優勝争いを演じ、2年連続のトップ10入りを果たした松山英樹の奮闘も光った。そんなマスターズで、前回大会同様、使用ドライバーとそのシャフトのメーカー別シェア(別表)に注目してみた。
トップ10のドライバーシェアは、世界ランキング1位のジェイソン・デイ(M1)を筆頭に6人が使用するテーラーメイドがトップ。ウィレット(XR 16)、マシュー・フィッツパトリック(ビッグバーサ アルファ 815 DD)が使用するキャロウェイ、ロリー・マキロイとポール・ケーシーの2人がヴェイパー フライ ドライバーシリーズを使ったナイキが、これに続いた。
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出場選手全体で見ても、テーラーメイドが89人中25人で28%を占めてトップ。J.B.ホームズ、ダスティン・ジョンソン(ともにM1)など飛ばし屋を擁し、牙城は崩れそうにない。アクシネット(タイトリスト)もスピース、アダム・スコット(ともに915 D2)などトップ選手を擁して21人で続き、追撃の一番手と言えるだろう。
トップ10の使用シャフトでは、ウィレット(ディアマナ)、マキロイ(ディアマナ)、デイ(クロカゲ)が使用の三菱レイヨン製と、ホームズ(フジクラプロ)、ジョンソン(スピーダー)が使用する藤倉ゴム工業製がそれぞれ4人ずつで同点。松山(ツアーAD)使用のグラファイトデザイン製、スピース(ローグ)使用のアルディラ製が2人ずつで続く。
出場選手の全体シェアでは、三菱レイヨンの28人がトップ。セルヒオ・ガルシア、スコット、デイなどトップ選手の「クロカゲ」使用率の高さが目立つ。続くのは20人のアルディラで、同じグループ企業という点で合算すると、シェア率54%で支配的ともいえる数字になった。続いて、藤倉ゴム工業が13人(14.6%)、トゥルーテンパーが9人(10.1%)、グラファイトデザイン7人(7.9%)だった。
ドライバーショットはゴルフの華。最初のメジャー、マスターズはさながら各メーカーの今シーズンのイチ推し製品の見本市だ。舞台裏では、メーカー同士がしのぎを削る「もうーつの戦い」が今年も繰り広げられていた。
順位 | 選手名 | 1Wメーカー | シャフトメーカー |
---|---|---|---|
1 | ダニー・ウィレット | キャロウェイ | 三菱レイヨン |
2 | ジョーダン・スピース | タイトリスト | アルディラ |
2 | リー・ウエストウッド | ピン | アルディラ |
4 | ダスティン・ジョンソン | テーラーメイド | 藤倉ゴム工業 |
4 | J.B.ホームズ | テーラーメイド | 藤倉ゴム工業 |
4 | ポール・ケーシー | ナイキ | 三菱レイヨン |
7 | 松山英樹 | ダンロップ | グラファイトデザイン |
7 | マシュー・フィッツパトリック | キャロウェイ | グラファイトデザイン |
7 | ソレン・ケルドセン | テーラーメイド | シャフトラボ |
10 | ジェイソン・デイ | テーラーメイド | 三菱レイヨン |
10 | ロリー・マキロイ | ナイキ | 三菱レイヨン |
10 | ジャスティン・ローズ | テーラーメイド | マトリックス |
10 | ブラント・スネデカー | ブリヂストン | 藤倉ゴム工業 |
10 | ダニエル・バーガー | テーラーメイド | 藤倉ゴム工業 |
(※GDO調べ) |