ワコビア選手権/優勝したJ.シンドラーにインタビュー
2004年 ワコビア選手権
期間:05/06〜05/09 場所:クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)
タイガーが追い上げるも一打及ばず、シンデラーがプレーオフを制する
ノースカロライナ州シャーロットにあるクエイルホロークラブで行われている、米国男子ツアー第18戦『ワコビア選手権』の最終日。首位と大きく離されてスタートした優勝候補たちが最終日にチャージをかけてきた。
首位でスタートした3日目にスコアを崩し、優勝争いから遠ざかってしまったタイガー・ウッズが最終日に巻き返しを図る。前半で2つスコアを伸ばしジワリジワリと首位に詰め寄る。しかし後半は、14、15番とスコアを伸ばしたいところでバーディが奪えず苦しい展開だったが、難しい17番パー3でバーディを奪い大きくガッツポーズ。通算10アンダーで後続を待った。
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最終日スコアを伸ばしてきたのは、5位からスタートしたベテランのジョイ・シンデラー。後半15番から17番で3連続バーディを奪い、通算11アンダー。この時点でタイガーの優勝は消滅してしまった。
首位でスタートした初優勝の期待がかかるアーロン・オーバーホルザーは、スコアを伸ばせず我慢のゴルフを強いられていたが、15番パー5でイーグルを奪い13アンダーまで伸ばしリードを広げた。しかし16番でボギー、17番パー3でもティッショットを曲げてしまい池には入らず命拾いするも連続ボギーで再び11アンダーまで落としてホールアウト。勝負の行方は、ジョイ・シンデラーとアーロン・オーバーホルザーによるプレーオフに突入した。
決着がついたのは、プレーオフ2ホール目の16番ホール。オーバーホルザーがバンカーにいれてしまい、寄らず入らずのボギー。シンデラーはパーをセーブして14年ぶりの優勝を果たした。
そのほか、3週連続優勝を狙うビジェイ・シンは、15番のイーグルで10アンダーまで伸ばし、首位に1打差まで詰め寄った。しかし、今大会のコースで難しいとされる上がり3ホールで3つスコアを崩し、通算7アンダーの10位タイでフィニッシュ。また、フィル・ミケルソンは、この日のベストスコア「67」をマークし通算9アンダーの5位タイに食い込み、マスターズチャンピオンの意地を見せた。
そのほか日本勢は、マスターズ以来の試合となった丸山茂樹がこの日は4バーディ5ボギーの出入りの激しいゴルフで1つスコアを崩し、1オーバーの56位でホールアウト。一方、3日目から風邪ぎみで体調を崩している田中秀道は、前半バーディチャンスにつけるも決めることができず、ペースを掴むことができぬままスコア「80」の大乱調。通算12オーバーの72位で競技を終えている。