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2004年 ベルカナディアンオープン
期間:09/09〜09/12 場所:グレンアビーGC(カナダ)

ウィアが自滅 ビジェイ逆転で2週連続V

カナダのトロント西にあるグレンアビーGCで行われている、米国男子ツアーの第36戦「ベルカナディアンオープン」の最終日。地元の英雄マイク・ウィアが、2位に3打差をつけてスタートした。

ウィアはこの日出入りの激しいゴルフを展開。2番でダブルボギーをたたき不安な立ち上がりとなったが、すぐにバーディで取り返して前半を1アンダーで折り返す。

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地元のファンがウィアに大声援を送る中、先週からタイガー・ウッズに代わりワールドランキング1位の座についているビジェイ・シンが、この優勝に待ったをかけた。最終組の1つ前でラウンドするビジェイは、前半を2バーディで折り返すと、後半鬼門の11番ホールをパーで切り抜けたが、15番でボギーをたたき一歩後退。しかし、最終18番パー5でバーディを奪いこの日2つスコアを伸ばして通算9アンダーでホールアウト。

ウィアは後半10番でバーディを奪って12アンダー、このまま逃げ切るのかに思われたが、11、13、16番でボギーをたたきズルズルと後退。結局この日は1つスコアを落としてしまいビジェイと並び通算9アンダー、勝負はプレーオフに持ち越された。

一進一退の攻防が続く中、決着が付いたのはプレーオフ3ホール目の18番パー5。グリーンの右側に池があり選手達にプレッシャーを与えるホール。ウィアはティショットを右に曲げ、2打目はフェアウェイに戻すだけとなった。ビジェイが2打目でグリーン奥のラフまで運んでいるため、なんとしてもグリーンに乗せたいウィアの3打目。これをなんと池に入れてしまい万事休す。ビジェイは無理をせず慎重なアプローチで寄せると2パットのパーで長いプレーオフを制した。

「ドイツバンクUS選手権」に続いて2週連続優勝、今季7勝目を飾った。4日間を通して11番で2回のトリプルボギーと相性の悪かったホールもありながら、ナンバー1の実力を見せてくれた。

そのほか来週「ライダーカップ」に出場するメンバーのスチュアート・シンクが6アンダー4位タイ、デービス・ラブIIIは3オーバーの40位タイ、そしてフィル・ミケルソンは7オーバーの57位タイで4日間の競技を終えている。

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