“ルーキー”石川遼/コラム&最新スイング集
2013年 プエルトリコオープン
期間:03/07〜03/10 場所:トランプインターナショナルGC(プエルトリコ)
石川遼は31位タイで決勝へ 昨年覇者のG.マクニールが急浮上
◇米国男子◇プエルトリコオープン 2日目◇トランプインターナショナルGC(プエルトリコ)◇7569ヤード(パー72)
首位タイからスタートしたアルゼンチンのアンドレス・ロメロが連日の「65」をマークし、通算14アンダーで単独首位に立ち決勝ラウンドを迎える。1打差の単独2位に、この日のベストスコア「63」を記録したスコット・ブラウン。さらに1打差でピーター・ユーラインとスティーブ・ルブランが続く。
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大会連覇を狙うジョージ・マクニールが「64」をマーク。通算9アンダーまでスコアを伸ばし、予選落ちも危うい64位タイから6位タイへの急浮上を遂げている。
42位タイからスタートした石川遼は5バーディ、1ボギーの「66」で回り、通算6アンダーの31位タイに浮上。今季2試合目となる決勝ラウンド進出を決めている。今田竜二は1つ伸ばしたものの、通算2アンダーはカットラインに1打及ばず、78位タイで予選通過はならなかった。
<静かなる男、マクニール再び>
昨年のチャンピオン、ジョージ・マクニールが2日目に1イーグル、7バーディ、1ボギーの「64」、一気に8つスコアを伸ばして通算9アンダーとし、優勝戦線に急浮上を果たしてきた。
予選2日間は石川遼、ヘンリック・ステンソンと同組。イーグルを獲ってもニコリともしないマクニールは、先週優勝したマイケル・トンプソンを彷彿とさせる。この日も地味なゴルフながら、確実にパットを沈めて静かにリーダーズボードを駆け上った。
静かなるマクニールだが、この日の起爆剤となったのは12番でのパーセーブ。ティショットを右に曲げたマクニールの球は、狭い池を挟んだ対岸の土手に突き刺さる。救済を受けずにこの球を隣のフェアウェイに戻すと、そこから90センチにぴたりとつけてパーセーブ。「ダブルボギーを打ちそうだったけど、パーでしのぐことができた。あのパーで勢いがついた」と振り返る。
直後13番から16番まで4連続バーディを奪うと、18番でイーグル奪取。さらに折り返した1番、2番でも連続バーディ。堰を切ったようなバーディラッシュだったが、それも“いつのまにか”という雰囲気で、さらりとビッグスコアを叩きだした。