石川遼、今季4度目の予選落ちにも“不屈”貫く
2013年 ザ・ホンダクラシック
期間:02/28〜03/03 場所:PGAナショナルGC(フロリダ州)
首位はルーキーのL.ガスリー 石川遼は無念の予選落ち
◇米国男子◇ザ・ホンダクラシック 2日目◇PGAナショナルGC(フロリダ州)◇7158ヤード(パー70)
前日までの陽気とは一転、空には灰色の雲が立ちこめ、肌寒い1日となった金曜日。天候の変化と同じように、リーダーズボードも大きな入れ替わりを見せた。
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この日首位に立ったのは、7バーディノーボギーの完璧なラウンドで「63」を叩きだしたルーク・ガスリー。昨年プロ転向したばかりの23歳が、通算9アンダーとスコアを伸ばし、2位に1打差の単独首位に浮上した。
2位は通算8アンダーのマイケル・トンプソン。3位タイには通算7アンダーでブー・ウィークリーとグラハム・ディレット(カナダ)が続いている。さらに1打差の5位タイには、リー・ウェストウッド(イングランド)、ジェフ・オギルビー(オーストラリア)、ジャスティン・ローズ(イングランド)ら6名が固まる混戦模様。
一方で、世界ランク1位のロリー・マキロイは親知らず痛で途中棄権。同2位のタイガー・ウッズは、通算イーブンパーのカットラインぎりぎりで予選通過と振るわない。また、今季5戦目の石川遼は、この日は「73」とスコアを落として通算8オーバーで今季4度目の予選落ちを喫している。
<ルーキーの活躍に刺激!R.ヘンリーに続けるか?>
今季第2戦の「ソニーオープンinハワイ」で優勝争いを演じたラッセル・ヘンリーとスコット・ラングレーの2人はツアールーキー。今週、2日目を終えて首位に立ったルーク・ガスリーも同じくツアールーキーで、ジュニア時代、大学時代からお互いをよく知るライバル同士だ。
「スコットは同じ大学のチームメートだし、彼らがすぐにツアーで良いプレーをするのを見るのは素晴らしいことだよ。(ソニーオープンに優勝した)ラッセルとは昨年一年間、ずっとウェブドットコムツアーで戦ってきたから、自信にもなるし、自分たちにもできると思っているよ」。世界ランク上位選手が伸び悩む中、勢いに乗る若手が大会を盛り上げる。