初メジャーの川村昌弘「インドオープンの方が緊張した(笑)」
2015年 全米オープン
期間:06/18〜06/21 場所:チェンバーズベイGC(ワシントン州)
太平洋岸北西部で初開催 松山英樹ら日本勢5人が全米制覇に挑む
2015年の海外メジャー第2戦「全米オープン」は18日(木)、ワシントン州のチェンバーズベイGCで開幕する。115回目を数える歴史あるメジャーにして太平洋岸北西部では初の開催、しかも開場からわずか8年のコースで開催されるとあって、世界最高峰の選手たちの反応も注目されている。
戦いで話題の中心となるのは、世界ランク1、2位の2人となりそうだ。昨年8月から世界トップの座を譲っていないロリー・マキロイ(北アイルランド)は、今季すでに3勝を挙げているものの、直近2戦は欧州ツアーでいずれも予選落ちを喫しており、調子をどこまで戻せるか? 一方、今季メジャー初戦「マスターズ」を制したジョーダン・スピースは爆発力が健在で、今季トップ10フィニッシュが9試合を数える安定感も維持してメジャー連勝に挑む。
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そのスピースに次いでトップ10回数が多いのは日本の松山英樹で8試合。大会連覇をかけた直近の「ザ・メモリアルトーナメント」でも最終日にもしや?の期待も抱かせる猛追シーンを作って5位に入るなど、着実に上位で戦う力を付けてきた。5位に終わった「マスターズ」を経て、メジャー制覇へのフォーカスを絞り込んでいる。
また、自己ワーストの「85」を叩くなど不振が続く過去大会3勝のタイガー・ウッズの復活ぶりも注目の的。唯一手にしていないメジャータイトルの今大会に、史上6人目のキャリアグランドスラム達成をかけるフィル・ミケルソンの復活にも期待が集まる。
日本勢では松山とともに米ツアーを主戦場とする石川遼も、直前の地区予選会を突破して3年ぶり4度目となる出場権を自力でもぎとった。日本地区予選を通過した藤田寛之、川村昌弘、薗田峻輔も出場。選手を悩ませるこだわりのコースセッティングで、例年は「世界一難しい」ともいわれるメジャーがいよいよ幕を開ける。