2000/10/07国内男子

谷口徹、伸ばして独走ムードへ

ノリノリの谷口徹が今日も68マーク。二桁アンダーの-12まで突っ走った。前日まで頑張った奥田靖己はついにフィーリングにズレが出始めて後退。かわって今野克宗、伊沢利光、堺谷和将などが浮上。手島多一はまだ踏ん張っている。 谷口徹は3番5番とバーディ先行のいいスタートを切り、トータルでは6バーディ、2ボギー。しかし本人は「不満足」という。 「曲がったショットもあったし、10番(バーディで11アンダー)から消極的になってしまった。ボールコントロールがうまくいかなくなってしまった・・。もう少しリズムよくやりたかった」 下位の選手に肉薄された。一時は1打差。危ない、大事に行こうと思った瞬間、弱気にな...
2001/06/03国内男子

守らず攻めた、小達敏昭が8年ぶりの優勝を飾った。

最終日も風は収まらず、最終日を7年ぶりに最終組で迎える小達敏昭にプレッシャーを与えた。しかし、「今日はもう1人上に、12アンダーくらいに人がいると思ってプレーしました。きざんで行ってもそこそこはできると思いますけど、それでは明日につながらないので・・・」優勝を意識して小さなゴルフはしたくなかったという小達は、随所で攻めのゴルフを見せた。その結果11アンダーまでスコアを伸ばした。終盤にボギーを2つ叩いたが、8年ぶりの優勝を飾った。 「あまりにも遠い過去の優勝ですので、昔のことは忘れてしまいました。初優勝みたいなものですね。もうちょっと良い勝ち方をしたかったですね。でも、あれだけしのげたですし、ま...
2001/06/02国内男子

小達敏昭が終始安定したゴルフで3打差リードで最終日へ。

前日に続き、この日も強風に選手たちは苦しめられた。2日目に首位に立った藤木三郎はスコアを崩し3アンダーの3位グループに後退した。 初日、2日目と2位につけていた小達敏昭がこの日も68とスコアを伸ばし、9アンダーで単独トップに立った。飛ばし屋の本領を発揮した小達は危なげのないゴルフを展開。16番でセカンドショットをグリーン左隣のホールへ打ち込んでしまったが、完璧なリカバリーでパーセーブをした。1993年以来のシーズン2勝目が見えてきた。小達がこの3日間のゴルフを維持できれば、誰も追いつくことはできないだろう。 小達を3打差で追うのは今シーズン予選落ちが1度もない手嶋多一。爆発的なスコアは出してい...
2001/06/01国内男子

水巻後退。病み上がり(?) 藤木三郎が首位に

強風の2日目。初日首位の水巻善典はボギー連発であっというまに10位タイへ後退。前日好位置の大ベテラン藤木三郎、バーディ男・小達敏昭がジワリと伸ばして1位2位に浮上した。 初日2位の藤木三郎、風邪で体力もなく自信なさそうな話だったが、かえって力が抜けたのが結果オーライ。4バーディ、1ホギー。パットを入れまくって首位を奪った。 たった一つのボギーは完全なミス。「最後はもうひとつくらいバーディを取っておきたかった。気合が入り過ぎてダフっちゃったよ。この大会、相性が悪いんだけど、どうしてしまったんだろ。パターは10パットと11パット。何も考えないで行くとこんなふうになるんだね」 水曜の夜は病後の休養で...
2001/05/13日本プロゴルフ選手権大会

D.ウィルソンが逃げ切り優勝。5年間のシード権を獲得した。

日本プロゴルフ選手権最終日。初日からトップに立ったD.ウィルソンが2位に8打差をつけて迎えた。グリーンが硬く、難しいコースなのでバーディラッシュをかけることができず、追う立場の選手もパーをキープすることしかなかった。 ウィルソンは3番のパー4でバーディを奪いスコアを伸ばした。しかし、メジャータイトルのプレッシャーなのか、その後はバーディはなし。「フェアウエイキープ。グリーン中央を狙ったショット」を心がけたウィルソンはボギーを4つ叩き、3アンダーまでスコアを落としたが危なげなく優勝した。 2位には、4日間のベストスコアとなる67でまわった加瀬秀樹が、1オーバーまでスコアを戻した。3位には台湾の謝...
2001/05/12日本プロゴルフ選手権大会

D.ウィルソン6アンダーで独走。2位に8打差でビッグタイトル目前。

日本プロゴルフ選手権3日目。この日はスコアを伸ばした選手はゼロ。ますます硬くなるグリーンにスコアをキープするのが精一杯だった。 2日目に単独トップに立ったD.ウィルソンが3バーディ、3ボギーで6アンダーをキープ。「このコースは何が起こるかわからない。グリーンが難しくて硬いから、すごく良いショットを打たないと(ピンに)寄らない。もし、明日僕がパープレーで回れたら、追いつくには8アンダー。8アンダー・・・それはまず考えられないと思います」この大きな貯金を大切に、パープレーで逃げ切りたいところだ。 2位タイでスタートした深堀圭一郎、飯合肇はそろって5オーバーのラウンドで9位グループに後退した。代わっ...
2001/05/11日本プロゴルフ選手権大会

D.ウィルソンがスコアを伸ばし6アンダー。2位に5打差の単独トップに立った。

日本プロゴルフ選手権2日目。初日に続きこの日も各選手スコアを落とす展開、アンダーパーはついに3人になってしまった。 初日3アンダーで首位に4人が並んでいたが、D.ウィルソンだけがスコアを伸ばした。10番からスタートしたウィルソンは前半を1バーディ、1ボギーで耐え、後半は1番から3番ホールまで3連続バーディを奪った。この日のベストスコアとなる68でまわり、トータル6アンダーまでスコアを伸ばした。 各選手スコアを落とす中、この日唯一ノーボギーでまわったのがベテランの飯合肇。3バーディを奪った飯合は、ウィルソンと同じく68を出し、初日28位から2位タイに急浮上した。 試合前、この日本プロゴルフ選手権...
2001/05/06国内男子

伏兵ミノザ、66マークでV

九分九厘、勝利をものにしそうな雰囲気だった林根基は終盤ボロボロと崩れた。林根基とともにトーナメントをリードしていた渡辺 司も最後の詰めが及ばず、7アンダーへ後退。林根基のボールは木にひっかかるし、渡辺 司のOBボールはフェアウェイに跳ね返る。実にさまざまなドラマが起きたが結局は優勝候補の二人の後退。一足先に8アンダーでホールアウトしていたフィリピンのフランキー・ミノザの手に優勝が転がりこんだ。 最終18番のボギーでプレーオフを逸した渡辺司。「残念。人がコケるのを待とうと思ったら、結局自分がコケちゃった。12番(パー5)のボギーが悔しくて悔しくて・・」 渡辺は自身を評して「ホフク前進の男」と...
2001/05/05国内男子

林根基(台湾)が5打リード。日本ツアー初勝利となるか!?

フジサンケイクラシックの3日目。2日目に66をマークし、6アンダーの首位タイでスタートした林根基がこの日も67でまわり10アンダーまでスコアを伸ばした。 「高麗グリーンは難しいけど、台湾のティフトンのイメージで3日間やってよかった。ティフトンのほうがちょっと柔らかいけど、芽の強さは似ている。 ベントとは力の入れ方が全然違う。逆目のときはオーバーするイメージ。風は難しい。5打差あるが、終わってみなければわからない」という林は、昨年のキリンオープン、日本オープンと惜しいところで優勝を逃しているだけに、気をひきしめて最終日に挑む。 5打差の単独2位にいるのは、今シーズン安定した成績で上位に加わる渡辺...
2001/05/04国内男子

米山剛、林根基がスコアを伸ばし6アンダーで首位で並んだ。

フジサンケイクラシック2日目。初日に降った雨の影響もなく、各選手スコアを伸ばした。しかし、初日の上位勢は停滞してしまい混戦状態となった。 初日ホールインワンを出し単独トップに立った近藤智弘はスコアを2つ落とし3アンダーの3位グループに後退。単独2位につけていた小達敏昭もスコアを伸ばせず3アンダーのまま、3位グループに吸収された。 代わって首位に立ったのは、1アンダー3位からスタートした林根基とイーブンパーの6位タイグループからスタートした米山剛。林は5つ、米山は6つスコアを伸ばし2位グループに3打差をつけ、6アンダーまでスコアを伸ばした。 3位グループにはF.ミノザ、D.ウィルソン、平塚哲二、...
2001/05/03国内男子

近藤智弘が初めてのホールインワンで、5アンダー首位。

ゴールデンウィーク恒例のフジサンケイクラシックが静岡県の川奈ホテル富士コースで開幕した。初日は雨と時より強く吹く風が選手を苦しめた。 川奈は、もともと難易度が高いのだが、この悪天候の中、好スコアをマークしたのは昨年のクウォリファイングトーナメントで首位になったプロ2年目近藤智弘。前半を1アンダーで通過し、後半は10番でバーディを奪い2アンダー。そして迎えた11番パー3、8番アイアンで打ったティショットはカップに吸い込まれた。 「全然見えなかった。うれしかったー、生まれて初めて。プライベートでもやったことないから、めちゃうれしいですよ。1回やれれば上出来です。11番に入る前にバーディを取って他の...
2001/04/20国内男子

片山晋呉が首位をキープ。ベテラン勢がスコアを伸ばした。

キリンオープン2日目。前日首位に立った片山晋呉は、点滴を打っての出場。初日終了後には「たっているのがやっと」というコメントのあと病院に直行している。2日目はアウトコースからのスタートとなり、1番、2番ホールで連続ボギーの苦しい立ち上がりとなった。 「今日もいっぱい、いっぱい。スタートからどうなるかと思った。昨日とかわらない」という片山だが、その後は踏ん張り、9番、16番、そして最終18番ホールでバーディを奪いこの日もアンダーパーで回った。初日首位タイのP.シニアがスコアを落としたため、片山が単独首位になった。 6アンダーの2位にはP.シニア、室田淳に加え1アンダーからスタートした中嶋常幸が上が...
2001/04/19国内男子

2年連続優勝を狙う片山晋呉がトップ。

キリンオープン初日、ディフェンディングチャンピオンで昨年賞金王の片山晋呉が7アンダーで首位に立った。同じく7アンダーには、1995年にこの大会で優勝し、昨年も2位タイに入ったP.シニア(豪州)が並んでいる。 「昨日、病院に行って点滴を打ってもらった。今日も今からすぐ点滴を打ってもらいます。今日はこの状態だから良かったんじゃないですかね。(グリーンの)真中に打って2パットだったらいいやと思ってプレーしていました。シンプルなゴルフを目指してプレーした。それが入ってくれたということ」 片山は10番スタートで5番ホールまでで4アンダー。その後上がりの3ホールで連続バーディを奪い7アンダーまでスコアを伸...
2001/04/14国内男子

河村ががっちり首位をキープ。ツアー4勝目に王手。

つるやオープンの3日目。強風のため各選手スコアメイクに苦しんだ。前日大ばく進を見せた首位の河村も風の影響かスコアを伸ばすことができなかった。しかし、貯金が効いて以前13アンダーで2位以下に4打差をつけている。 2位にはT.ハミルトンが、スコアを2つ伸ばしてきた。さらに、3位にはスコアを4つ伸ばした室田淳と昨年惜しくも2位に終わった田中秀道が8アンダーで並んでいる。...
2001/04/13国内男子

河村雅之が63を出し、13アンダーで2位に6打差をつけて飛び出した。

つるやオープンの2日目。9バーディを奪い、コースレコードの63をたたき出した河村雅之が、2位以下に6打差をつける快走をみせた。初日4アンダー首位に1打差の6位ではあったが、4番から9番まで6連続でバーディを奪う猛チャージ。2日目も1番から4番までバーディを奪う絶好調ぶりで、インスタートの河村は後半のハーフ30というこれまた9ホールでのコースレコードも打ち出した。 「昨年までこのコースは嫌いだったんですけど、昨年いい成績が出せてそれから好きになった。グリーンもいいですしね。いい転がりをしてくれるグリーンなので大好きです。今日まで少し柔らかめで、スピードも若干遅かったので(今日は)僕にはちょうど良...
2001/03/18国内男子

3日までの上位陣が総崩れ。溝口英二がプレーオフで7年ぶりの栄冠を手にした。

静岡カントリー浜岡コースで行われている、ダイドードリンコ静岡オープン最終日。前日の雨から一転、晴天に恵まれたが、ついに浜岡特有の強風が吹いた。 3日目を終わって首位の溝口に続きD.ウィルソン、さらに若手の河井博大、島田正士や中田範彦が続いていたが、前日までとまったく異なる風に、全員5オーバー以上を叩きスコアを大きく崩した。 この風を攻略し、スコアを落とさなかったのは、友利勝良、渡辺司の両ベテランと田中秀道だった。試合経験の差がはっきりと出てしまった。 持病の腰痛に苦しみながらのラウンドで、最終日を首位で迎えた溝口は「今日は去年のアイフルと同じような組み合わせだったので、嫌だなと思った。途中、こ...
2001/03/17国内男子

近藤智弘我慢できず後退。溝口英二が14アンダーで単独首位に踊り出た。

静岡カントリー浜岡コースで行われている、ダイドードリンコ静岡オープン3日目。しとしと降りつづける雨と、低い気温が選手たちを苦しめた。 予選ラウンドをノーボギーの9アンダーで首位で通過した近藤智弘は、3番ホールをチップインバーディで10アンダーまで伸ばしたが5番で今大会初のボギーを出した。その後もボギーは止まらず15番を終わって5アンダーまで落としてしまった。しかし、16番から上がり3ホールを連続バーディとし、8アンダー6位タイで踏ん張った。 代わってトップに立ったのは初日に近藤と同じく首位タイでスタートした溝口英二。溝口は95年にぎっくり腰になり、雨や寒さで痛みがくるというように時より越に手を...
2001/03/16国内男子

片山がっくり。4週連続優勝の夢破れ、昨年8月以来の予選落ち。

静岡カントリー浜岡コースで行われている、ダイドードリンコ静岡オープン2日目。4アンダーで首位タイでスタートした近藤智弘がスコアを9アンダーまで伸ばし単独首位に立った。予選2日間は静岡カントリー特有の強風は訪れてはいない。 プロ入り2年目の近藤は初日4アンダー、そして2日目が5アンダーすべてバーディでボギーなしの完璧なラウンドを続けている。持ち前のシャープなスイングに安定感が加わり、このまま初優勝となるだろうか。 1打差2位には近藤と同じくトップスタートの溝口英二。さらに1打差の7アンダー3位には渡辺司、友利勝良のベテラン2が並ぶ。 ディフェンディングチャンピオンの田中秀道は6アンダーの5位タイ...
2001/03/15国内男子

Qトーナメントをトップで通過した近藤智弘が首位タイスタートを切った。

静岡カントリー浜岡コースで行われている、ダイドードリンコ静岡オープン初日。4アンダーで首位に立ったのは、プロ入り2年目のシーズンを迎える近藤智弘、F.ミノザ、井戸木鴻樹、溝口英二の4人。 近藤はシード権を持たない選手が、順位によって優先適に試合に出場できるクオリファイング・トーナメント(QT)で1位の座を勝ち取った。そして、今年のツアーには最優先で出場できるため、年間を通してシード持ちの選手とほぼ変わらずに出場することができる。開幕戦こそ予選落ちしたが、2戦目にしてその実力を発揮しだした。当サイトのオンラインレッスンでもお馴染みの金谷多一郎氏も注目している。 1打差の5位には谷口徹、桑原克典ら...
2001/03/11国内男子

思わぬ展開!? 中嶋常幸を振り切った片山晋呉が21世紀の開幕戦を制した。

今シーズンの開幕戦 東建コーポレーションカップの最終日は予選ラウンドのときの雪から一転、おだやかな好天に恵まれた。しかし、上空を風が舞い各選手スコアを崩す展開となった。 最終日を5打差の単独首位で迎えた賞金王の片山晋呉もスコアを崩し、思わぬデッドヒートが展開された。2番をバーディでスコアを伸ばしたが、3番ショートをボギー。前半だけで4ボギー、11番でもボギーを叩き6アンダーまで落としてしまった。 「午前中の8番が終わった時点では、ああ、もういやだ、自分が負けるパターンだなとキャディと話しをしていた。 悪いショット自体はそんなに打っていないんですけれど、風の計算が分からないのと、ピンが全部奥なん...