2013/04/11週刊GD

ゴルフスウィングは「4拍子」が黄金リズム!

「週刊ゴルフダイジェスト」(4月23日号)より よくゴルフのスウィングはリズムが大事と言われるが、そもそも「いいリズム」って何なのか? ゴルフ雑誌等でおなじみの金谷多一郎プロは、「バックスウィングとダウンスウィングの比率が3:1になる4拍子」がいい、と言う。その理由を聞いてみた。 * * * いいリズムでスウィングすることは、ナイスショットの必須条件です。プロや上級者が安定したショットを打てるのも、常に一定のリズムでスウィングできるからです。では、具体的に、どんなリズムでスウィングすればよいのでしょうか。 スポーツの世界では、効率よくパワーを生み出すためには、4拍子のリズ...
2011/11/24WORLD

【WORLD】J.ニクラスのプロ転向~賞金のためのゴルフ~

Golf World(2011年11月7日号)voices texted by Adam Schupak アマチュアからプロゴルファーに転向する時、ジャック・ニクラスは複雑な心境に襲われていた。あれから50年。決断を下したその理由を振り返る。 後生に伝えるため、“Hello World”とお披露目の瞬間を記録するテレビカメラはなかったが、それでも、50年前の1961年11月8日、ジャック・ニクラスがプロ転向を宣言した時は、“みなさん、ご静粛に!”と大注目となった。 すべてがよりシンプルだった時代、ニクラスは地元記者のケイ・ケスラー(コロンバス・シチズン紙)とポール・ホーナング(コロンバス・ディ...
2012/02/14WORLD

【WORLD】良いレイアウトは良いプレーに/PGATOURコースランキング特集(5)

Golf World(2012年1月16日号)GW Final say texted by ジェフ・オギルビー 全てのプロがコースに関心を持っているわけではないが、良いレイアウトは良いプレーに繋がる。 何も驚くようなことではないだろうが、PGAツアープレーヤーがゴルフコースを判断する視点は、大半の(アマチュアをはじめとした)プレーヤーと一緒。誰だって、自分が上手くプレー出来るレイアウトのコースを気に入るもので、その傾向はアベレージゴルファーよりも強いだろう。アマチュアにとっては、プレーする場所云々が、その日を楽しもうとする気持ちの持ち方に、さほど影響を与えないだろう。そして何打叩くかということ...
2012/02/02WORLD

【WORLD】“長尺パター狂想曲”の背後にある恩恵

Golf World(2012年1月16日号)GW voices texted by Al Barkow ツアープロたちがロングパターを使い始めたことを「世紀末のしるし」だと嘆く伝統主義者はメモを取るべきだ。“長い杖”の急増は、レクリエーションでゴルフを楽しむプレーヤーたちにも伝染しているが、崇拝者たちも気付かないような、長期的なプラス効果を持っている。長いパターを使うと、意識をしなくても、ゴルファーは利き手でパットをするようになる。頭脳明晰なゴルフ人たちによれば、これはグリーン上で成功するための基本だという。 左であれ右であれ、利き手はより小さな作業をする時に、一番自然な感覚を与えてくれる。...
2012/06/07WORLD

【WORLD】女性会員不在はオーガスタだけではない

Golf World(2012年5月21日号) GW bunker texted by Bill Fields オーガスタ・ナショナルGCの女性メンバー不在は、大会ホストとしてのポリシーには逆行する。だが、ティム・フィンチェムは問題を追及するつもりはないと繰り返している。 オーガスタ・ナショナルとPGAツアーがどんな裏ルートでコミュニケーションをとっていても、「マスターズ」の開催コースであるオーガスタに女性メンバーがいないということについてツアーの公的スタンスは、変わっていなかった。「ザ・プレーヤーズ選手権」前日の記者会見でこの点について聞かれたPGAツアーコミッショナーのフィンチェムは、この...
2013/02/25WORLD

【WORLD】ドーピング裁定 ツアーがV.シンに罰則を下すかは不明確

Golf World(2013年2月18日号)texted by Bill Fields 薬物とアスリートは、リンクはできても、どのスポーツでどんな薬物が使用されているかを線引きすることなどできない。日々の暮らしや名声がかかっていると、物事において冷静さを取り戻すには時間がかかるものだ。好む、好まざるにかかわらず、迅速に解決されることなど稀なのである。 この事実は、「AT&Tぺブルビーチ・ナショナルプロアマ」でも実証された。PGAツアーのアンチ・ドーピング・ポリシーで禁止されている薬物が含まれた物質を使用していたことを認めたビジェイ・シンは、大会そのものでは注目されなかった(優勝したブラント・...
2012/09/27WORLD

【WORLD】ライダーカップ史上最も名高いショットは、実際には打たれたものではない

Golf World(2012年9月17日号) 1969年9月。ある土曜日の夕方。ロイヤルバークデールで、ジャック・ニクラスは18番ホールのカップからボールを取り出すと、トニー・ジャクリンのマーカーに手を伸ばし、それをつまみ上げた。この行為は、アメリカ代表がイギリス代表と同点で終わることを確定するものだった。これが「ライダーカップ」史上初めての引き分けだ。 ニクラスはジャクリンと握手すると、その肩に腕を回した。「君はあのパットを外さなかったと思う」。ニクラスはジャクリンに言った。「だが、あの状況の中でパットするチャンスはあげないよ」。 この振る舞いは、のちに「ザ・コンセッション」と呼ばれる、ゴ...
2012/04/23WORLD

【WORLD】クリーマーがスランプに陥った最大の理由とは

Golf World 2012年3月26日号 voices texted by Ron Sirak 18歳でツアーデビューを果たしたポーラ・クリーマーが、LPGAのイベント、ここ63大会で1勝という結果に終わってしまっている。上記の1勝とは、混戦となった2010年の「全米女子オープン」。しかも史上最も難易度の高いコースとされるオークモントで開催された大会での優勝だ。 クリーマーの実力のために記しておくが、キャリア8勝目となった2008年10月に開催されたサムスン世界選手権(その年の4勝目)以降、彼女は実に26度もトップ10入りを果たしている。だからこそ不振に喘いでいるとはいえ、巷では「何故ポー...
2012/03/29WORLD

【WORLD】オーガスタのことならジャックに聞け。ニクラスの影響力

Golf Digest(2012年4月号) texted by NICK SEITZ ロリー・マキロイとチャール・シュワルツェルが、最近の教え子たち。オーガスタについてアドバイスが必要なら、ジャックに聞け-------。 この功績はわざわざ磨き上げる必要はない。ジャック・ニクラスは、マスターズの記録だけをとってみても、歴史を綴る本(そしてハイテクを駆使する継承者たち)に強大な影響を与えている。6度の優勝、最後の優勝は46歳、2位で終わること4度、トップ5には15度入った。そして、全45大会、合計163ラウンド、約1万2000ストロークをプレーした後での平均スコアはアンダーパーだ。これも氷山の...
2011/10/27WORLD

【WORLD】シーズン終盤に加熱するパター人気には、数多くのワケがある

Golf World(2011年10月24日号) GW bunker text by E.Micheal Johnson キーガン・ブラッドリーがベリーパター(中尺パター)を使ってPGAチャンピオンシップに優勝したのは、常軌を逸したことではない。今やツアー内でベリーパター使用者はそれ以降3倍となり、小売業者と消費者の需要に応えるため、メーカーはてんてこ舞いだ。 2002年、ボブ・トスキーはゴルフダイジェスト誌にこう話したことがある。「どこかにロングパターの類を使って練習する10歳の男の子がいるとしよう。この子が大人になった時、誰も見たことがないほどのパットの達人になるはずだ」。もちろん、もし見...
2012/06/08WORLD

【WORLD】シーズン2勝!J.ダフナーとワッグル

のプレショットルーティンによるスロープレーが話題となってからは、誰もワッグルをあまりしたくはなくなったようだ。 しかし、ダフナーは彼のヒーローであるホーガンを笑顔にしたことだろう。ランダムな頻度で
2013/12/27WORLD

タイガー・ルール トラブル撲滅への手段

US Golf Digest 2014年1月号 texted by Divid Fay タイガー・ウッズを取り巻くルールに関する話題は終わったかに思えた。しかし、ルールの識者からすれば、この論争が巻き起こった状況は歓迎すべきものだったのではないだろうか。なにせ今では、彼のおかげで以前より多くのゴルファーが、次のルールを理解するようになったからだ。 1.ローカルルールでは、埋まってしまったボールは、フェアウェイ近くの砂地で埋もれたボールとはみなされない(アブダビHSBC選手権より)。 2.辛うじて可能なことは、インチ単位の計測であり、ヤード単位ではない(マスターズより)。 3.ハザードの境界を超...
2012/02/14WORLD

【WORLD】PGAツアープロが愛するコース<1位~10位>

Golf World(2012年1月16日号)/PGATOURコースランキング特集(2) ■第1位■オーガスタ・ナショナルGC/マスターズ、ジョージア州(8.96点) 「毎年必ずプレーする最高の場所」「素晴らしい」「驚きだ」「理想の場所。いい意味で、自分が場違いな気にさせられる」と評されるマスターズの会場は、「あまりに神聖である」がゆえに首位となった。同時に、「もっとよくなる可能性を十分に発揮していない」という屁理屈をこねる意見もある。アリスター・マッケンジーとボビー・ジョーンズ合作の“名作”は、「残念ながら8点」という評価が下された。ある選手は、オーガスタは「コースの幅が広く、戦略を必死で考...
2012/05/31WORLD

【WORLD】タイガーはもはや“その他大勢”?

Golf World (2012年5月21日号) texted by John Huggan タイガー・ウッズの「ザ・プレーヤーズ選手権」40位タイという結果は、目の前にある考えを助長させることとなった。ウッズは今後どこかの大会で優勝はするだろうが、ゴルフ界を支配することは、もうないだろう。 ゴルフの長い歴史を見渡すと、最高のゴルファーたちはそれぞれの時代で、少なくとも何かひとつは、抜群に秀でたアドバンテージを持っていた。ボビー・ジョーンズは清らかな心と、入れるべきパットを決める比類なき能力によって、グランドスラムを達成した。ベン・ホーガンは、すべてのホールにおいて、左サイドを避ける技術に最も...
2012/09/21WORLD

【WORLD】エビアンマスターズのメジャー昇格の是非

Golf World(2012年9月10日号)voices texted by Ron Sirak LPGAは大きな問題を抱えている。いくつかあるが、今回はメジャー大会の問題についてだ。「全英リコー女子オープン」がメジャー最終戦として開催されるのは今年が最後。来年からは「エビアンマスターズ」が第5のメジャーに“昇格”するのだ。これは良いことなのか、否か? 良い点は、325万ドルというツアー最高賞金額と同額の大会が継続するということ。エビアンマスターズは欧州女子ツアー(LET)でも最高峰のイベントだが、もし昇格せずにLPGAから離脱し、LETだけの大会となっていればビッグネームの参戦も危ぶまれ...
2012/08/10WORLD

【WORLD】A.スコット 再起への期待

Golf World(2012年8月6日号) GW bunker 「全英オープン」優勝を逃した悔しさをスイスのクランスモンタナリゾートで癒し、アダム・スコット(オーストラリア)は、キアワアイランドリゾートで始動していた。オープン覇者に手渡される黄金のメダルを掴みかけていたオージーだったが、彼の名はメジャー大会で劇的な大崩れを見せたリストに永久に残ることだろう。大会終了から数日、不名誉な理由からスコットの名前はツイッターのトレンドになってしまっていたのだ。 それでもスコットは周囲の反響の中で上手く対応していた。親しい友人は、「(スコットは)少し自分だけの時間が欲しかったようです。ただ、次に進む準...
2013/04/09WORLD

【WORLD】R.マキロイにあふれる魅力/マスターズプレビュー

Golf World(2013年4月8日号)texted by Curt Sampson 「シェル・ヒューストンオープン」木曜日のこと、564ヤードの8番ホール(レッドストーンGC)でロリー・マキロイは世界1位でも、そして2位とも呼べないような状態だった。ドライバーショットを左のフェアウェイバンカーに入れると、続いて5番ウッドで右のハザードに池ポチャ。結果、7打を要してダブルボギーを叩いた。翌金曜日の同ホールでマキロイはレーザービームのようなショットで左のフリンジに。2パットでバーディとし、辛くも予選を通過した。 その姿に全く安定感は感じられず、昨年のオーガスタが何年も前のことのように感じた。...
2012/05/15WORLD

【WORLD】B.ワトソンは正真正銘のスターになれるか?

Golf World(2012年4月23日号)texted by Jamie Diaz 彼は単にマスターズで優勝しただけではない。実力と実績でトーナメントを盛り上げられる存在となった。けれども、ここ数年で信じられない力を発揮した男の力は、マスターズが終わった今でも正当に評価されていない。 フロリダ州バクダッド出身のバッバ・ワトソンは、グリーンジャケットを手に入れ、世界ランク4位に浮上した。これまでは「エリート選手だが奇抜な存在」という評価が先行していたが、最近は改めて総合評価を高めている。 パー5をものともしないパワーを持ち、正確性では難があるが、PGAツアーでのここ6年間、ドライビングディス...
2012/07/17WORLD

【WORLD】同情なんかいらない/L.ウェストウッド ストーリー

Golf World(2012年7月16日号) texted by John Huggan 昨年の「ダンヒルリンクス・チャンピオンシップ」の開催期間中、セントアンドリュースのオールドコースにある5番ティを背にしていた小さな男の子が、突然倒れた。彼はてんかんの発作を起こしていた。その場にいた誰もが、直感的に後ずさりした時、リー・ウェストウッドは前に歩み出した。ただならぬ発作を見て、周囲の人々の瞬時の反応は、ある意味自然なものといえるだろうが、2児の父でもある39歳のウェストウッドは、まるで自分の子供のようにその男の子に駆け寄った。ひきつけが終わってからも、すべて無事であることを確かめるまで、その...