ファインダー越しの記憶 / 宮本卓
初めての「全英」で見たノーマンの悲劇[1989 全英オープン] vol.1
僕が初めて「全英オープン」に行ったのは、今年の開催コースと同じロイヤル・トゥルーン。1989年のことだった。グレッグ・ノーマンが強かった頃で、そこにセベ・バレステロス、ニック・ファルド、サンディ・ライル、ベルンハルト・ランガー、イアン・ウーズナムのヨーロッパ勢が絡んでいく。世界のトップクラスの構図はそんな状況だった。初日はベテランのリー・トレビノが4アンダーで2位タイにつけた・・・【続きを読む】
尾崎3兄弟が世界初のメジャー揃い踏み[1989 全英オープン] vol.2
1989年の全英オープン。ちょうどその頃は、何人かの選手がメタルのドライバーを使い始めた頃で、大会にはパーシモンを使っている選手とメタルを使っている選手が入り交じっていた。時代がパーシモンからメタルへと変わりつつある、まさに真っ只中。面白い時代だった。なんといっても注目は、当時42歳のジャンボ尾崎。同年の全米オープンでは・・・【続きを読む】
ウッズの衝撃、レナードの優勝…そしてジンクス[1997 全英オープン] vol.3
1997年はゴルフ界にとってセンセーショナルな年だった。96年8月に20歳でプロ転向したタイガー・ウッズが、プロとしては初のメジャーだった4月のマスターズを、2位とは12打差の通算18アンダーという驚異的スコアで優勝。タイガーの出現は、アメリカのみならず世界中の人々の注目をゴルフへと向けた・・・【続きを読む】
第1回大会の地へ ミステリーで始まった僕の全英オープン取材歴[1989 全英オープン] vol.4
初めて行った1989年の全英オープンで、いまだに不思議なことがある。ニューヨークからノースウエスト航空でグラスゴーに向かった。チケットも行き先は「GLASGOW」となっていた。 隣に座ったのがニューヨーク・タイムズの名物ゴルフ記者、ゴードン・ホワイトさんだった。普段PGAツアーでも顔を・・・【続きを読む】
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