【上原彩子インタビュー】 「いっぱい成長して日本に帰りたい」
「ゴルフ人生に悔いを残したくない」。上原彩子の、かねてから想いを抱き続けていた米国女子ツアーへの挑戦。昨年末に出場した米ツアーファイナルQTを3位という成績で上位突破を果たし、最高峰の舞台への出場資格を手にした。いよいよシーズン開幕を迎えた上原の心境を聞いた。
<開幕戦「ISPSハンダオーストラリアン女子オープン」を48位で終えて>
「初日にビッグスコアを出せたのは自分の中でも良かったけど、4日間天気も良くて、だんだんコースも変わっていっていた。硬さも出て、という感じで。その中でうまく対応できなかったので、そこは課題として残った1つだったかな、という感じはします」。
<米ツアー初戦を終えて感じたこと>
「先週の成績だけだと手応えは何も感じなかったんですけど(笑)。ただ感じたことは、先週はオーストラリアで、今週もタイで試合があって。QTを通っていなかったら、こんなに素晴らしいコースを回る機会もなかなかないですし、いろいろな国に行って難しいコースを回れるのは、自分の技術を上げるためにもプラスになると思っています。今年いろいろな所に行って、いろいろなコースを体験して、いっぱい成長して日本に帰りたいと思います」。
<米国ツアープレーヤーの印象>
「やっぱり層が厚いということを感じますね。層の厚さと、あとはやっぱりパワーヒッターの人が多いので、その中で自分を見失わずにプレーしていかないといけないと、すごく感じました」。
<今年のスケジュールは>
「アメリカは(日本ツアーと)半分半分ぐらいで考えています」。
<アメリカに拠点は>
「アメリカに置く考えは無いですね」。
<オフの動向について>
「オフシーズンは、まず沖縄で合宿して、そのあとアリゾナで合宿を組み、早めにオーストラリアに入って練習をしていました。100ヤード以内のショットと、パターを重点的にやっていましたね」。
<長距離の移動について>
「時差の影響は、今の所は感じていないです。(昨年末に)アメリカのQTに行ったときも。時差は、それほど問題ないのかな、と自分の中で思っていますが、移動の距離はハンパではないので、そのあたりはコンディション作りが大変なのかな、と思っています。トレーナーをほぼフルで帯同してもらう予定なので、そのあたりも大丈夫かな、とは思っています」。
<今年の目標>
「一番は楽しむこと。いろいろな国にいって、いろいろなコースを回れるという、こんなチャンスはみんなに与えられるものじゃないので、そんな自分の置かれている立場を本当に楽しみたいです。あとは、米国ツアーだけどワールドツアーという感じがあるので、いろいろな国の人とたくさん友達を作って、ゴルフだけじゃなく、人生も楽しみたいと思います」。