一転ツアー出場許可のLIVゴルファー「これほどの騒ぎになるとは」
2022年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:セントアンドリュース・オールドコース
「全英オープン」はノーマンを祝賀イベントから“排除” 新リーグ先導で
今季メジャー最終戦「全英オープン」を主催するR&Aは9日、開幕前に歴代優勝者が集う祝賀会、夕食会に新リーグ「LIVゴルフ」を先導するグレッグ・ノーマン(オーストラリア)を招待しないことを明らかにした。チャンピオンズディナーはティオフ3日前の11日(月)に開かれる。
現存するゴルフトーナメントで世界最古の全英オープンは今年、150回目の開催をゴルフの聖地セントアンドリュースで迎える。R&Aは声明で「グレッグ・ノーマンと連絡を取り、今回は招待しないことを伝えた」と発表した。
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1986、93年大会の覇者であるノーマンはサウジアラビアの資金を背景にした新リーグの旗振り役として、トップ選手をかき集めている。欧米ツアーが移籍選手の出場停止処分などで対抗策を練る一方、全英オープンは今年の出場権を持つ選手の参戦を認めていたが、「150回目の全英はゴルフにおいて極めて重要な節目であり、大会とその遺産を祝うことに集中したい。残念ながらグレッグが出席しても、そうなるとは考えられない。将来再び、グレッグの出席を許可できる状況を望んでいる」とノーマンを歓迎しなかった。
ノーマンは豪ゴルフダイジェストの取材に「がっかりだ。R&Aの世界のゴルフにおける立場からすると、そんなことはしないと思っていた。卑劣だ。私はコース内外で40年以上に渡ってゴルフをグローバルに成長させきたのに」と答えた。
同日会場内で実施される祝賀会(セレブレーション・オブ・チャンピオンズ)のエキシビションマッチにはタイガー・ウッズ、ロリー・マキロイ(北アイルランド)をはじめ、前回大会王者のコリン・モリカワ、昨年「AIG全英女子オープン」で優勝したアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)、世界アマチュアランキング1位の中島啓太らも参加する予定。