初めて回ったジャスティン・ローズと記念撮影

◇メジャー第4戦◇全英オープン 事前(12日)◇セントアンドリュース オールドコース（スコットランド）◇7297yd（パー72）

初めての海外メジャーに挑む桂川有人が開幕2日前の練習ラウンドで、リオ五輪の金メダリストで「全米オープン」制覇を含む米ツアー10勝のジャスティン・ローズ、49歳のリチャード・ブランド(ともにイングランド)、スコットランド出身のロバート・ディンウィディの3人の組に“飛び入り”参加した。

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前日に18ホールを回るつもりが9ホールになり、1枠空いていたところに自分の名前を加えた。「バックナインを回りたくて、勝手に入った感じ。緊張感はありましたね」。おっとりした口調とは裏腹に肝の据わった行動で周囲を驚かせる23歳が、18歳上のローズから「ラウンドレッスン」も受けていた。

道路から救済なしで打たないといけないことも学びました

グリーン上でウェッジを使うなど寄せ方を教えてもらい、17番の右サイドにあるコンクリートの道が救済のない場所であることもこの日、ローズから学んだことのひとつだと話す。「練習する分にはいいけど、試合で(そういう状況になったら)緊張しちゃう。どうなっちゃうんだろうって」と笑いながら頭に詰め込んだ。

ゴルフの聖地でのプレーは純粋に雰囲気を楽しんだ。「テレビで見ているよりもまた違った雰囲気。その雰囲気に憧れていたというか、感じてみたいと思っていた。試合になったらもっとすごいんだろうな」。初出場だからといって気張らずに自然体で臨むつもりでいる。

スウィルカン・ブリッジでプロレスポーズ

「なかなかミスをなくとかはできないと思うけど、トラブルを減らしたい。バンカーで出ないとか、ブッシュとか。そういうトラブルをなくしたい」。まずはチャレンジャーとしてセントアンドリュース攻略を目指す。(スコットランド・セントアンドリュース／石井操)