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2022年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:セントアンドリュース・オールドコース

メジャー3戦連続でトップ2発進 マキロイの「究極」は聖地V

◇メジャー第4戦◇全英オープン 初日(14日)◇セントアンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7297yd(パー72)

5月の「全米プロ」は初日「65」で首位発進、6月「全米オープン」は「67」として2位で初日を終えた。ロリー・マキロイ(北アイルランド)はそして、今季最後のメジャーの戦いを「66」、首位に2打差の2位でスタートした。「全体的に満足できる。またメジャーで良い滑り出し。これで3試合連続だ」

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開始1番で20mのバーディパットを沈め、大歓声を聖地に呼び込んだ。グリーン右手前のラフからウェッジで浮かせ、ピンそば1mにつけた5番(パー5)から3連続。「セントアンドリュースでやるべきことを全てできた。バーディが獲れるホールで獲り、パーでしのいで次のホールに向かうべきところをパーで終える」。パーオンを逃した13番での唯一のボギーにも動じない。最終18番はドライビングアイアンで軽々グリーンの左端に乗せ、2パットでバーディフィニッシュを決めた。

フェアウェイは今のところ普段以上に硬直し、体感距離は短い。マキロイの飛距離をもってすれば爆発的なスコアにもつながるようで、本人は「すごく落ち着いていて、すべてがシャープに、静かでいられている」と状況に応じた冷静な判断に胸を張った。

「良い例が(後半)17番」。フェアウェイからLWの距離を残した2打目、厄介なライを見てAWを握り直しながら、グリーン左手前にこぼした。「でもしっかりパーセーブできるところに外した。グリーンエッジまで(わずか)85ydの2打目からでも、『ここは4(パー)でも良いスコアだ』と思った。状態を受け入れて、アグレッシブになりすぎないことが重要」と安全なプレーを終始心がけていた。

セントアンドリュース開催の全英は、自身にとっては12年ぶりだ。21歳だった2010年大会は初日に「63」をマークして首位発進から3位で終えた。前回の15年大会は直前に友人たちとサッカーに興じ、足首を故障して無念の欠場。聖地での全英で勝つことを「このスポーツの究極だ」と表現し、この4日間を待ち望んできた。「あしたもきょうと同じプレーを貫くことが大切」と自らに言い聞かせている。

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