ステンソンがメジャー初Vに王手 ミケルソン1打差 池田、市原は下位に
2016年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)
キム・キョンテ マキロイとの初ラウンドで学んだこと
スコットランドのロイヤルトゥルーンGCで開催中の「全英オープン」3日目、22位で決勝ラウンドに進んだ日本ツアー昨季の賞金王キム・キョンテ(韓国)と、世界ランク4位のロリー・マキロイ(北アイルランド)との初ラウンドが実現した。
キムは「77」(パー71)と崩れて通算5オーバーの50位に後退したが、「一緒だと分かってとてもうれしかった。楽しかったです」と和やかな笑顔。日本ツアーで2度の賞金王を誇る29歳は、初々しい言葉でスーパースターとの競演を表現した。
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最終組の10組前ながら、周囲を見渡せば大勢の地元ギャラリーが各ホールを包む。もちろん目当てはマキロイに違いないが、「僕も応援してもらった」と、メジャーの華やかな雰囲気に浸りながらのラウンドが続いた。
「僕のゴルフはどこまでなのか」。かつての世界トップランカーとのラウンドは、世界における自身の力量を図るにはうってつけだった。フォローの風が吹く前半アウトは、同じ1Wで「50m先まで置いていかれた」と苦笑したが、アゲンストに変わるインでは、低弾道でランを稼ぐキムとマキロイはほぼ同距離。マネジメントの面では、常にアグレッシブに構えるマキロイの攻めの姿勢について「勉強になった」と話した。
距離が短いアウトでは、キムを含めて1打目をアイアンで刻む選手が多い中、マキロイは大半のホールで1Wを手に。「彼も調子が良いとは言えなかったけど、調子が悪くても狙う。世界の一流選手は、スピース(ジョーダン・スピース)以外は全部そういうプレーをする。自分のゴルフも大事だけど、どうすればさらにうまくなれるのか、という意味では勉強になりました」と、世界トップレベルのプレーを謙虚な姿勢で受け止めていた。(スコットランド・トゥルーン/塚田達也)