2022年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:セントアンドリュース・オールドコース
ウッズ「全英」仕様へ4つのギア変更
タイガー・ウッズは「全英オープン」3勝のうち2勝をセントアンドリュースで挙げており、その優勝した2000年と2005年大会のスコアを合算すると2位に13打差をつけている。今週、彼はオールドコースに帰ってきたが、恐らく今回は彼がこのゲームで他に類を見ない一番好きなコースと語る場所で、再び勝利を挙げる最後の機会となるかもしれない。
彼は木曜にプレーが始まる前、ギアのセットアップにおける4カ所の微調整を行った。
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ウッズは5月の「全米プロゴルフ選手権」で、三菱ケミカル ディアマナ D+リミテッド 60TXが装着された9度のテーラーメイド ステルスプラス ドライバーを使用した。彼はこのシャフトを2018年から使用してきたが、今週は新しいシャフトをドライバーに装着している。
ウッズは火曜、テーラーメイド ステルスプラス ドライバーに藤倉コンポジット VENTUS BLACK 6Xシャフトを装着してプレーした。
ウッズはそれまでトゥルーテンパー ダイナミックゴールド MIDツアーイシュー X100シャフトを挿していたP770の3番アイアンも、新しいシャフトに変えている。MIDシャフトは2022年に発表されたシャフトで、彼がテーラーメイド P-7TWアイアン(4番~PW)で使用しているトゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー X100よりも僅かにスピン量と打ち出し角が高くなるよう設計されている。
ウッズは火曜に、2番アイアンの代わりにフェアウェイウッドを選ぶ形で、テーラーメイドM3の5番ウッドとP770の3番アイアンをバッグに入れていたのだが、P770の3番アイアンには、トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー X100シャフトが装着されていた。テーラーメイドの関係者によると、ウッズはMIDシャフトでは“高く上がり過ぎる”ため、ドライビングアイアンのシャフトを変更したとのこと。
さらに、リンクスゴルフ固有の特徴に合わせるため、ショートゲームのセットアップにも調整を施している。セントアンドリュースは硬くて速いが、グリーンは米国人選手の慣れ親しんだ環境よりも遅い。実際のところ、セントアンドリュースの起伏に富んだ大きなグリーンよりも、フェアウェイの方がボールは速く転がるかもしれない。グリーンが速すぎると、ボールがグリーン面に止まり切らず、プレーに遅延が生じる恐れがあるのだ。
ウッズは2本のテーラーメイド ミルドグラインド3 メッキなしウェッジ(56度と60度)を使用していた。MG3メッキなしは、「マスターズ」で使用したテーラーメイド ミルドグラインド2 TWグラインドの後継モデルである。どうやら、今週は2種類のウェッジセットアップのコンビネーションでプレーする模様だ。
GolfWRXが火曜に撮影した写真をよく見ると、ウッズはMG2の56度ウェッジ(フェースのみメッキなしで、ヘッドの他の部分は全てクローム仕上げ)とMG3メッキなしの60度ウェッジ(一切仕上げなし)を使用しているのが分かる。
パターに関して言うと、ウッズは「全英オープン」へ向け、スコッティキャメロンニューポート2 GSSのバックキャビティに鉛テープを付け足している。これは、ウッズが「全英オープン」用に施すよく知られた変更であり、重量を加えることで、海外の遅いグリーンに対して重めのストライクを誘導し、風の強い状況で、フェース面の意識と安定性が向上するのである。
以下は、ウッズが今週、オールドコースで使用すると予想されるギアの一覧である:
ドライバー:テーラーメイド ステルスプラス
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLACK 6X
3番ウッド: テーラーメイド SIM チタニウム(15度)
シャフト:三菱ケミカル ディアマナ D+リミテッド 70TX
5番ウッド:テーラーメイド M3(19度)
シャフト:三菱ケミカル ディアマナ D+リミテッド 80TX
アイアン:テーラーメイド P770(3番)、テーラーメイド P-7TW(4番~PW)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー X100
ウェッジ:テーラーメイド ミルドグラインド2(56度)、テーラーメイド ミルドグラインド3メッキなし(60度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー S400
パター:スコッティキャメロン ニューポート2 GSSプロトタイプ
ボール:ブリヂストン ツアーB XS
グリップ:ゴルフプライド ツアーベルベット コード
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)