リバプールの新名所 中島啓太はプロ初のメジャーで「小さな目」をどう攻める
2023年 全英オープン
期間:07/20〜07/23 場所:ロイヤルリバプール(イングランド)
全英で未発売モデル投入 比嘉一貴が「慣れてきた」海外生活とメジャー
◇メジャー最終戦◇全英オープン 事前(19日)◇ロイヤルリバプール(イングランド)◇7383yd(パー71)
ことし3回目のメジャーを前にした比嘉一貴の表情は落ち着き払っている。「場に慣れてきたのは成長のひとつ」。セントアンドリュース・オールドコースでの150回記念大会の雰囲気に圧倒された1年前の様子はもうない。
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昨年度の日本ツアー賞金王は今季、アジアンツアー、欧州ツアー(DPワールドツアー)の出場資格も持つ。直近は2週前の「メイド・イン・ヒマーランド」でデンマークにいた。4日間を戦い抜いて、前週からリバプールでじっくり調整。今大会の開幕2日前はコースには出ず、調整を打ち込みだけに留めるなど、焦らずティオフに備えた。
海外転戦はコース外で発生する問題も少なくない。「徐々に生活にも慣れてきたというか。ひとりではまだ心細いのもありますけど(笑)、みなさんのサポートがあって、生活面は充実してきた」と、頼れる仲間と不安を一つひとつ解消しているところ。
5月の「全米プロ」でメジャーの決勝ラウンドを初めて経験した。「徐々に芝や環境に対応できるようになってきた手応えは、もちろん感じている。今週は粘り強くできる期待、自信が前回よりはある」と意気込んだ。
2回目の全英に向け、キャディバッグの中身に変化がある。フェアウェイキープが欠かせないコースで、3Wと2UTを新調した。ブリヂストンの未発売モデル、Bシリーズ「B1」の新製品とみられ、「3Wはスピン量が減る感じで、全英の強い風でも飛距離が出てくれる。ユーティリティは低い弾道、高い弾道のコントロールがしやすくて、直進性が高い」と好感触を得た。
リンクスでのピンチに備え、事前練習では砲台グリーンの周りからのチッピングもテスト。頼もしい味方がまた増えた。(イングランド・ホイレイク/桂川洋一)