2023年 全英オープン
期間:07/20〜07/23 場所:ロイヤルリバプール(イングランド)
“ダンロップ13本” 松山英樹は新クラブと最終調整完了
◇メジャー最終戦◇全英オープン 事前(19日)◇ロイヤルリバプール(イングランド)◇7383yd(パー71)
松山英樹は開幕前日の練習ラウンドを岩田寛、比嘉一貴と行った。午前9時過ぎから10番以降の9ホールを確認。英国入り翌日の17日(月)から3日間で計36ホールを回り、コースチェックを終えた。
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前日(18日)の雨から一転し、ロイヤルリバプールには正午にかけて陽光が降り注いだ。風も穏やかで、“スコアを伸ばすべき日”の予行演習としては絶好。予報では荒れ模様の週末に比べて、予選2日間は降水確率も低め。上位進出へチャンスをできるだけ多く作りたい。
松山は直近に出場した3週前のPGAツアー「ロケットモーゲージクラシック」から新しい3Wを投入した。契約する住友ゴム工業(ダンロップ)の「スリクソン ZX Mk II フェアウェイウッド」 (15度)は、2021年「マスターズ」も制したテーラーメイド「SIM2 フェアウェイウッド」に代わるもの。ネック部分に弾道調整機能が付いたプロトタイプモデルで、例によってあらゆるメーカーのクラブを打ち比べて選び抜いた。
さらに低弾道のショットが必要な英国リンクスでは5Wをアイアン型のUTにスイッチ。会場内で通常の3Iとの検討を経て「スリクソン ZX MkII ユーティリティアイアン」を選んだ。スコッティキャメロン製のパターを除き、キャディバッグの中の13本がダンロップ製になった。
メジャー出場は通算43回目。49回の尾崎将司に次いで日本勢では単独2番目になった。予選ラウンドはパトリック・カントレー、5月に「全米プロ」を制したブルックス・ケプカと同じ組。世界屈指のショットメーカーが火花を散らす。(イングランド・ホイレイク/桂川洋一)