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藤田寛之のオーガスタナショナルGCコース解説

ドローボールを求められるホールが多いのがオーガスタナショナルの特徴。最初のパー５は、ティショットの落としどころ、フェアウェイが軽く右に傾斜しています。そのためフェードで入っていくと、右のバンカーにつかまりやすい。左回転のボールが必要になります。バンカーまでは300ヤードありますが、自分もフォローの風の時は注意しなくてはなりません。１０ヤードくらいの横幅しかないフェアウェイをターゲットに、ドローを打っていきたいところです。

2012年大会では、ルイ・ウーストハイゼンが最終日にアルバトロスを決めました。グリーンは左上から、右に傾斜しており、考えられないような転がり方をします。左側にピンが切られたときには２オンを狙うと、バンカーが効いてきますね。ただ、セカンドもフックで打っていかないと、フェアウェイが右に下っているので、ボールは必ずグリーン右手前のゾーンにボールが集まります。ピンが左サイドだったら、グリーンの右に。右サイドに切られたら左に、といった具合に、傾斜に対してできるだけ“受けている”面を３打目のアプローチに残し、グリーン面を使うことが必要。できればバーディチャンスに付けたいところです。