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藤田寛之のオーガスタナショナルGCコース解説

アーメンコーナーが終わっても、一息はつけません。そんなホールが無く、ひとつひとつが難しいのがオーガスタです。このホールも、左サイドの木が大きくせり出している。フェアウェイは左から右に傾斜しているので、フェードボールは全部右サイドへと転がってしまいます。フェアウェイ左サイドからストレート、センターからのドローボールが効果的でしょう。

そうすれば、セカンドでは短いクラブで打てる可能性が高まります。ただし、グリーンの手前半分くらい、約14ヤードは「無い」も同然。全部右手前に落ちてきてしまうんですね。ピンが切られる上の段は、左から右に下っているので、傾斜にぶつけてピンに寄せていく。右サイドのピンをダイレクトに狙っていくのは、よっぽどスピンがかかる短い番手で打てる人。

自分は奥に外れても良いという気持ちで、２４ヤードの縦幅がある左サイドからボールを集めていきます。手前からのアプローチは、距離感が本当に難しいんです。